門前市郎によろしく

ジレッタが残らないのが悲しすぎて覚書。まだ途中。一人の記憶力では限界があったので色んな人の記憶を頼りに書かれています。自信のないところも多々あるのでご指摘お待ちしています。そのうち絵を描く方のおたくの舞台セットメモが上がるかもしれない。

上を下へのジレッタ⑤

上手手前に門前と装置に座った山辺が戻ってくる。
門「こんなもんで勘弁してやるか」 スイッチを切り、2人に近づく。
門「いかがですか?初めてのジレッタの感想は」
秘「門前、貴様〜!」
掴みかかろうとする秘書。
竹「さいっこうの気分…」
秘「え?」
竹「めいっぱい、元気をもらったわ。郁子、明日からも頑張ります!」
秘「郁子ぉ!?」
竹「I、ラーアーブーウ(LOVEを身体でつくりながら)(Eが拙い)、K、U、K、O、イクコ」
スペルをエアーで書いて、Iは??となっている秘書。
アハハハハッと手を上げて下手奥へ走り去る竹中。
秘「社長がおかしくなっちゃったぁ!」
追いかける秘書。
門「お前は一体何を見せたんだ?」
門前、走り去った方を見つめながら山辺に問う。
山「すべてあいつらがキミちゃんにしてきたことさ」
門「俺が思ってる以上だな、ジレッタの威力は…」
山「ああ。だから覚えとけ。あんたを発狂させることだって、俺には簡単にできるんだぜ」
門「あ?」

突然、檻の前部分だけのセットが上手から登場。下手奥で山辺を指差す秘書がライトを浴びる。
秘「竹中プロは、我が社の社長竹中郁子の精神を崩壊させた山辺音彦を、脅迫罪及び傷害罪で告訴するーッ!」
山「なんでそうなんだぁ!?」
山辺、檻のまま上手にはける。
門「山辺!」
裁判官「証人はすみやかに証言台へ!」
門「…失礼いたしました…」
脇に引っ込んでから証言台セットを持ってくる門前。
検事「ではあなたは、今回のこととジレッタとは無関係だと主張されるんですね?」
門「ジレッタは合法的な催しです。訴えられる筋合いはありません!」
検事「しかしあなたは一般公開しているものとは別のジレッタを竹中郁子に見せた!」
門「ジレッタはあくまでも娯楽なんです!そうだ、みなさんも一度見に来てください(と傍聴席へ)。平日の昼間が狙い目です!」
裁「神聖な法廷で宣伝はおやめください!」

裁「最後に被告人、言っておきたいことはありますか」
山辺が現れる。
山「とにかくまーあ?なんでこんなことになっちまったんだか。みなさんも妄想くらいするでしょう。色々上手くいってみんなにちやほやされるとか、死ぬほどムカつく奴がひっでぇ目に合うのを想像して、ニヤニヤするとか?(ほら!って手で示して判事に訴えるポーズの検事)」
門「山辺
山「好きな子といいムードになって、一発やっちゃうとか!」
門「山辺!」
騒がしくなる法廷。
山「一発じゃおさまらねえか!二発、いや三発!思いつく限りの体位でやっちゃうとか!!」
門「山辺!!」
裁「静粛に!静粛に!!」
*1
裁「これより判決を言い渡します。被告人山辺音彦は…無罪!」
全員「……ええ!?」
もみ合いになる傍聴者と検事と判事。
山「門前!俺無罪になったのか!?」
門「誰一人納得してないけどな!」
山「やった!無罪だ!」
門「行くぞ!モタモタしてると判決がひっくり返りそうだ!」
もみ合いながら傍聴と検事と裁判官が下手にはける。門前はける証人台を持って上手へ引っ込みすぐ出てくる。
美女たちが山辺を待ち構えている。

『ジレッタに出して』

門前と山辺、舞台中央で囲まれる。
門前、山辺を手招きして1段目に集まる。顔を見合わせ
“なんで急にもててんだ”
正面を向いて“Hoo-”*2

有木登場。
有“歌手志望女優志望”…
なるほどな、という顔になる門前。
門“ジレッタに出たいってことか”
門前下手で囲まれ、ちょっと驚いた顔。

女“彼のハートを射止めれば〜なんたって今のジレッタクイーンはこいつ!”
スクリーンにキミ子の顔が大写しに。
“史上最弱のクイーン”

山「おい!キミちゃんを笑い者にするなこのブスども!怒」
門「いやお前、どう見たってこっちの方が…(笑)」
有「ジレッタへの出演希望者は後を立たへん」*3
門「ジレッタは妄想ですから。山辺次第でいくらでもルックスを補正できる」
有「だからって実物が変わるわけじゃないだろう」
門「彼女たちにしてみればどっちでもいいんですよ。それが本物だろうと、偽物だろうと、可愛いとさえ言ってもらえれば」
有「なるへそ」

チエが登場、上手1段目から走り寄ってくる。
チ「オンちゃん!」
山「キミちゃん!」
チ「無罪になったのけ!?」
有「君はいつぞやの美女!」
チエ、そっぽ向いてる女たちを振り返る。
チ“何か御用?このパッとしない女ども”
山“おお、言ってやれ!👎”

女“途中参加の新入りね…”*4
歌いながらだんだん後ろに下がっていく。
腰に手を当てて、
“勝負は…お預けね!”
バブリーに踊りながら去って行こうとするも、チエに殴りかかられそうになり慌てて走り去っていく。背後の壁が閉まる。

門「相変わらずすごい威力だなー、こっちの顔は」
まだ怒った顔のチエ。
山「その様子じゃ、また何日も食ってねえのけ?」
チ「裁判の様子が気になってねぇ…」
山「よし!ラーメンでも牛丼でも食いに行こう!」
チ「シャバに戻ったお祝いね!」
門「その前に言うことがあるだろ!お前を無罪にしてくださった恩人に!」
山「あっどーもお世話になりやしたー」
チ「じゃあまたご飯の後で」
二人、上手へはけようとする。
有「いや!さすがに私一人の力では無理だった。さるお方の協力がなければな!」
門「さるお方とは?」
有木が手で示すと後ろの壁が開く。

塩釜首相が登場。官僚に囲まれて椅子に座っている。
門「塩釜首相!?」
分かってない様子の山辺
チ「総理大臣だよオンちゃん!」
山「えっ、じゃあ、総理が俺を無罪に?」
塩「山辺音彦さん。あなたはジレッタという独自の表現活動をなさる、無形文化財だそうですね」
山「無形?」自分を指差して門前を見る山辺。いいから!とジェスチャーする門前*5
山「そのような方を刑務所送りにしたとあっては、日本の恥です!」
有「その通り!さ、君たち、総理にお礼を申し上げなさい」
三人「ありがとうございました」*6
塩「私は総理として当然のことをしたまでです」
有「いや!しかしここまでのことをしていただいて、何もしないというわけにはいかないだろう。なぁ山辺くん!」
山「あーじゃあ似顔絵でも描きましょうか」
似顔絵だと貴様!と怖い顔をする有木。
塩釜首相と官僚「ハッハッハッハッハ!」
塩「…失礼です!」
静かになる。
塩「似顔絵も素敵ですが…いかがでしょう、ここでそのジレッタとやらを、私に見せては頂けませんか?」
山「え、いや今ここで?」
門「いや首相、それは無理です。ジレッタをやるには特別な装置がないと…」
有「装置ならジレッタ館と同じものが、既にここにはあるんだよ」
門「!」
椅子が上手端に現れる。
有「さっこれをお耳に」塩釜にヘッドホンを渡す。
山「ほんとだ」
チ「偶然ねぇ」
門「…社長ですね?」*7
有「門前くん、首相をお待たせしてはいけないよ」
門「…かしこまりました」
投げやり気味に言って、装置に近づく。
おそらくこのあたりで後ろの壁が閉まる。首相と官僚、有木がいなくなる。
上手手前端で門前と山辺とチエが話す。
山「そんなにジレッタが見たきゃ、ジレッタ館まで来りゃいいのにな」
門「確かにこいつは何かあるな」
チ「何かって?」
門「ジレッタ鑑賞だけが目的じゃないってことさ」
山「で、奴らにはなにを見せるんだ?」
門「そりゃ政治家が喜ぶ出し物っつったら、アレだろ」

(ジレッタ前後のテーマ)*8

『邪道の嘘つき』
“バンザーイバンザーイバンザーイ”
当選の祝いの様子→国会の様子

上手から門前が現れる。ライトが当たる。ソロ。
“バレずにやるのがウソの醍醐味”
肩をすくめている。
“バレても平気でいられるならウソつきとして…邪道だよ”
笑みを浮かべ、選挙活動の一派が来るのを見て上手へ走り去る。

選挙活動の様子。
“利益!誘導!”

“そこで巨大なダルマ!ダルマ!”
巨大なダルマが下手から現れる。目が光って塩釜らが倒れこむ。ダルマが転がりながら上手へはけて、その間に元のセットに戻る。

(ジレッタ前後のテーマ)

門「!!(倒れ込んでいる塩釜らに気づき駆け寄る)大丈夫ですか首相!?…お前は一体何を見せたんだ!」
山「俺は元々政治家ってやつがあまり好きじゃないんだ」
チ「オンちゃん!あんたまた訴えられちゃうよ!」
塩「聞きしに勝るものでした…」
官「いやはや…」「今のが全部妄想だとは…」
門前が「座れよ💢」と小声で言って*9ジェスチャーし、1段目と2段目の間の階段に、門前、山辺、チエでぎゅっと並んで小さく座る*10
官「これが野党の手に渡ったら」
官「選挙に利用されてしまうな」
官「国民はすぐに騙されてしまうな」
有「てめーらは騙してねえのかっつー話ですが」
官「え?」
有「え?ハハハハハ」
官「ハハハハハ」
塩「有木さん、よくぞこの私に一番に伝えてくださいました。感謝しますよ。厚生大臣!」
官「はっ」一歩前に出る。
塩「全国の水洗トイレの普及を、有木さんの会社に」
官「便宜を図ります」礼。

官「これは一刻も早く、こちらに手懐けておくべきかと」
塩「確かに。門前さん、山辺さん」
門「!はい」
三人立ち上がる。
塩「素晴らしい体験をさせていただきました」
有「近い将来、このジレッタは日本を代表する文化となることでしょう」
門「私もそれを望んでやみません」悪い顔をする門前。
塩「門前さん」
門「はい」
塩「どうでしょう…全国に放送網を引いて、ジレッタの公共放送を始めてみては?」
門「!!」
山「公共放送!?」
チ「NHKみたいなもの?」
塩「国が全面的にバックアップしますよ」
有「我が日本天然肥料もな」
門「是非やらせてください…それこそ…それこそ俺が望んでいたことです!」


1年後
NDAの社長室。
下手側デスクに座る門前のもとへ、上手から現れた女性秘書がやってくる。
秘「社長」
門「ンなにかね」
秘「間リエという方がお見えになってます」
門「何!?あのリエかね」
秘「…どの。」
門「あのリエかね」
秘「……。どの。」
門「通したまえ」
秘書が上手へ引き返すと、先にリエが入ってくる。
リ「なんなの?そのしゃべり方は」
門「あのリエだ!」
リ「この、リエよ」

門「元気そうで安心したよ。一体何してたんだ」
リ「まぁ色々と」
門「こっちも色々あったよ。あ、こっちの情報は筒抜けか。なんせ始終マスコミが張り付いていたからな」
リ「ごめんなさい。このところ新聞もテレビも見ていなくて」
門「…とにかく…会いに来てくれて、嬉しいよ」立ち上がってリエの方へ回り、手を握る。「君は必ず俺に会いに来ると思っていたよ」
リ「お別れを言いに来たの。私、結婚するのよ」
え?となる門前。手を引きぬくリエ。
門「誰と!」
リ「あなたの知らない人」腕を組む。
門「何をしてる奴なんだ、そいつは」
リ「世界を飛び回るバイヤーよ。今夜彼とジュネーブに発つわ」
門「そいつは急だな…」門前、ソファに座る。
リ「じゃ、そういうことだから、さよなら」
門「…俺に止めてもらいに来たんだろ!」
俯きながら叫ぶ門前。
リ「は!?」←心底訳が分からなそう
門「プライドの高いお前が、その辺の男で満足できるはずがない」
下手側へ移動して、デスクに腰掛ける門前。
門「結局お前には、俺しかいないんだよ!」
リエ、鞄をソファに置く。

『ありふれた男』

“いつだってサプライズの仕掛けで頭がいっぱい”…
デスクに腰掛ける門前に近づく。
門“俺はそういう男さ”*11
リ“テレビ局を飛び出して”
門前、段差に腰掛ける。
門“置き土産の高視聴率”
リ“「門前プロ」を立ち上げ”
門“小百合チエをスターに”
リ“ジミー・アンドリュウスを呼び込んだ!”
リエ、心から褒め称えている様子の笑顔。
門“正気じゃないと笑われた”
リエが隣に腰掛け、二人目を合わせる。*12
二人“どれも全部”
リ“あなた一人で”
門“たった一人でやりとげた”
リエの顔が翳る。
リ“でも今は…”
立ち上がり、リエは後ろへ。しゃがんだまま目で追いながら門前“今でもそうさ”
リエ、上から門前を見下げ、軽蔑しきった声で“大金持ちに取り入って、政治家にまで媚売って…”
門“利用したんだ!”
一瞬曲が止まる。
“…されたのよ”

リ“どこにでもいるありふれた男”
我慢ならなくなった門前、床を右手で叩いて立ち上がる。
門“フラれた腹いせか?”
リ“こちらが本性?演じていたの?”
リエ、問うて下手一段上へ移動。
追う門前“そうなんだろう?”

上手4段目まで移動。
門“(君には俺が)必要なんだ!”

曲調がかわる。三拍子になる。
門“今の俺は偽りさ”
デスクに戻る。
門“君のためのサプライズ”
椅子を回転させる。
門“君には見破れないはずがない”
デスクに置いてあった新聞を手にして、折りたたんで下手へ投げる。
門“知ってるんだろう?本当の俺は…”
得意げな顔の門前。リエが上手奥へから一歩乗り出す。そんなリエを振り向いてから、目線を彷徨わせはじめる門前。
門“本当の…本当の俺は…”
見切りをつけたように出て行くリエ。*13上手奥へ駆け上がる門前。
門「リエ!戻ってきてくれ!」
曲終了。

再びNDAの窓背景が映る。
上手手前から山辺
山「何を騒いでんだ!?ちっとも集中できねえぞ!」
門「…政府が用意した試験放送の台本か」山辺が手にしている冊子を見ながら。
山「ああ、綺麗事ばっかりでちっとも面白くねえ(笑)」
門前、山辺から原稿を取る。破いて地面に捨て去る。
山「ああ!何すんだよ!」
門「こんなもん無視して好きにやれ」
山「いやそういうわけにもいかねえだろ」
門「山辺、お前は芸術家だろ!」山辺の肩を掴む。「公共放送だろうが関係ねえ、全力でふざけてやれ!」
山「そんなこと言ってお前、責任取れんのか!?」
門「取らない!」
山「取らないの!?」
門「放送が終わったら、面子を潰された政府の連中は血相を変えて俺たちを探しに来るだろうよ」下手へ歩き出す。「だがその頃にはもう海外に高飛びだ」にやっと笑っている。
山「高飛び?」
山辺を振り返る。「行き先は…(拗ねた子どもみたいな顔になって)…ジュネーブ!」*14
山「ジュネーブ!?どこだよそれ」
門「やるぞ俺は…これ以上ぬるま湯に浸かってたら風邪引いちまう。虚構の天才門前市郎、完全復活だ!」

暗くなり、山辺がはける。ソファとデスクにだけ光が当たっている。
ソファを腕だけで飛び越え*15、デスクを飛び越え、天板に腰掛ける。足を組んでぶらんとさせている。

全体が明るくなり、上手から有木と塩釜登場。
塩「いよいよですね」
門「ええ、さながら死刑執行前の気分ですよ」
塩「誰が貴方を死刑にするもんですか。放送が終わる頃には、あなたは英雄です!」
有「我が日天肥の社運もかかってるしな」
塩「…有木さん…あまり露骨に利権を求めてはいけませんよ」
有「これは失敬」
ふっと笑って「ではごゆっくり」と上手へ向かう門前。
有「なんだ、君は見ないのか?」
門「死刑執行前の気分にも、ふた通りあるでしょう。死刑される側と(自分の首を切るジェスチャー)、する側の」
笑いあう有木と門前。腑に落ちない表情の門前。
塩「どういう意味ですか?」
有「ずおっと、もう放送が始まってしまいます」
塩「ずおっと…?」*16
上手端のソファに、塩釜、有木で並んでヘッドフォンをつける。
背景のスクリーンにカウントダウンが表示される。

放送開始。
白いドレスのチエがセンターに現れる。
“自然豊かな日本列島〜真面目で質素な国民性”
白いタキシードの山辺が登場。
“強い財界”万歳する有木と有木に拍手する塩釜。
“頼れる政府”塩釜に手を差し出す有木。
“大好きな日本”
二人淑やかに下手にはける。

塩「素晴らしい!」拍手。
有「ここに来てようやく美女を出しましたな」
塩「どの角度からもお叱りを受けない、公共放送のあるべき姿です!」
有「味も素っ気もなくてたまりませんな」
塩釜ちょっと睨む。
有「いささかお堅い内容だが…初めのうちは仕方ない。テレビと同じです。徐々に緩めていけばいい」
塩「まずは国民の皆様の支持を得ることが重要です!」

遊女っぽい人々が上手奥から登場、液体窒素的なものがもくもくする。

塩「あの方達は?」
有「台本にはありませんが」

もくもくが晴れて遊女達が退くと、中心には不敵に笑う門前が立っていた。

塩「門前さん!?」
有「門前!?」

門“すべてまやかし”*17

門“アンビバレントなボクらの社会”
塩「国民の皆さんになんてことを!」
有「なんとも自虐的ですな」
塩「今すぐ試験放送を中止しなさい!さもなくば、衆議院解散しますよ!」
有「首相!ここは妄想の中です!ここでいくら叫んでも国民には届きませんよ!」
塩「そんな…声が届かないのは国民の方ばかりだと思っていたのに!」
この間、我関せずといった様子で、スッと立ってる門前。
山辺、チエも登場。
門“作り笑顔の世渡り上手 さらせジレッタで本性を”
チ“リアルの自分は守りつつ”
山“ジレッタの中ではアグレッシブ”

“むかつく奴は撲殺!銃殺!”
「ヒュウ!」と煽る門前。ジャケットプレイ。
山“我慢しないでジレッタの中では!”

リリリリ…という音とともに全員はけ、塩釜と有木と官僚、部下がわたわたしている。
部「社長!」
有「今すぐ奴らをつかまえろ!」
部「それが…」
有?“逃げた?”
塩?“山辺が?”
二人“門前も?”
二人“逃げた!山辺が!門前も!”
有“山辺!やり散らかして済むと思うか!”
塩&コ“山辺!やり散らかして済むと思うか!”

暗転、下手門前にライト。上手ジミーにライト。
門「ハロー、ジミー」
ジ「門前?」
門「頼みたいことがあるんだ。あんたの友人のバンドが今日本にいるよな。彼らが出国するとき、山辺って日本人を連れて行って欲しいんだ。…ただし、誰にも気づかれずにな」
ジ「亡命ってことか」
門「(食い気味に)嫌とは言わせないぜ!あんた俺にでかい借りがあるんだ!」

塩釜、有木が上手から走ってくる。
有「門前!」
塩「門前!」
門「何か問題でも?妄想でも、言ってることは真実ですよ。」

ラスサビ。
門“全てまやかし”*18
門前が部下と官僚に挟まれセンターで歌っている。
“顔で泣いて背中で笑う”
部下と官僚を押しのけ、下手側隣塩釜と官僚、上手側隣有木と部下で横並びに踊る。

曲終了。

*1:ここで裁判官が手を滑らせて木槌投げちゃったというおもしろハプニングが発生した。裁判官が「…」と拾いに行った。しばらく木槌を奪われたりして水面下で弄られていた。by5/19公演の人

*2:どちゃくそかわいい

*3:ここどうしても立たへんに聞こえるので立たへんにしてみました

*4:ここで出てきた人の胸がやたらでかいので花瑛さん演じる女の子が自分の胸に手を当てて「!?」ってなっててかわゆす

*5:かわいい

*6:素直に応じる門前かわいいけど、権力に媚び売るのが普通になってきた門前が出てるなと思った

*7:ここで、普通に有木を目で追うのではなく、外回りして背中を向け気味ににらむのがすごくよかった

*8:ド#↓ド#↑シド#↑、シラ#シ、ラ#ソ#ラ#、ソ#ミファ

*9:他の公演は分からないけど千秋楽では門前が山辺をビンタして山「えっ」ってなってた。

*10:千秋楽本当にダメだった。しょこたんとハマケンさんがゆさゆさ揺れて何かブツブツ言ってて、イライラ顔してなきゃいけない横山さんをめっちゃ笑かそうとしてた。横山さん笑いかけながら必死に笑いを抑えてた。無理無理絶対保護彼等友情永久不滅

*11:鼻を指でこすって分かりやすくはにかんでてかわゆすだった

*12:リエの顔本当に愛おしそうでウアアアアって感じだった

*13:これも他の公演分からないけど千秋楽ではリエがすっごい悲しそうな泣きそうな顔で出て行くからたまらんかった

*14:ちょーーーかわいい

*15:もはや倒立

*16:「ずおっと?」とか「ずおっとってなんですか」とか言う。最初は普通におっとって言ってたはずなのでどっかで噛んだのを定番化したのかも

*17:ここがもう本当に…強弱のついた表情豊かな歌声、すべてをぶち壊す迫力、最高にかっこいいとしか言いようのないやつ

*18:さっき史上最高とか書いといて本当の史上最高はこっちだったというオチをつけたい、意味わからんぐらい素晴らしい迫力、無理、思い出し無理